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健診で「様子を見ましょう」と言われたら|意味と、次にすること

この記事を書いた人

臼杵在住・共働き2児のパパ。本業は福祉の専門職で、医療・介護・障害福祉・児童福祉の現場を経て、現在は発達に支援が必要な子どもの支援計画の作成・管理を担当しています。この記事は、日々の現場で見えていることと公的な情報をもとに書いています。

※本記事は一般的な情報提供であり、お子さん個人への診断や医学的な判断ではありません。気になる様子があるときは、かかりつけ医や市の相談窓口にご相談ください。プロフィールはこちら

1歳6か月児健診や3歳児健診のあと、「もう少し様子を見ましょう」と言われて帰ってきた。

その日から、なんとなく落ち着かない気持ちが続いている。そんな方に読んでいただきたい記事です。

この言葉は、受け取り方によってまったく違う意味になります。何が起きているのかと、次に何をすればいいのかを整理します。

「様子を見ましょう」は、見送りではありません

多くの保護者の方が、この言葉を「問題なし」または「はぐらかされた」のどちらかで受け取ります。でも実際の意味は、たいていそのどちらでもありません

乳幼児健診は、限られた時間のなかで、その日その場のお子さんを見る場です。子どもは日によって、場所によって、驚くほど様子が変わります。1回の観察だけでは判断材料が足りないことのほうが、むしろ普通です。

だから「様子を見ましょう」は、多くの場合こういう意味になります。

今の時点では判断がつかないので、これから先の変化を見たい

問題がないと確定したわけでも、何かがあると決まったわけでもない。まだ途中という状態です。

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その場で聞いておきたかった2つのこと

健診の場は慌ただしく、聞きそびれたまま帰ってしまうことがよくあります。もし次の機会があれば、この2つだけは確認してください。

1. どのくらいの期間、様子を見るのか

「3か月後」「次の健診まで」など、目安があるだけで気持ちの持ちようが変わります。期間が決まっていないと、不安だけが宙に浮きます。

2. どうなったら、もう一度相談していいのか

ここがいちばん大事です。「こういうことがあれば早めに来てください」という基準をもらっておくと、判断を自分ひとりで抱えこまずに済みます。

すでに健診が終わってしまっている場合でも、あとから市の窓口に電話して聞いて構いません。「先日の健診で様子を見ましょうと言われたのですが、どのくらいの期間でしょうか」と尋ねれば答えてもらえます。

待っている間に、家庭でできること

「様子を見る」というのは、何もしないことではありません。かといって、特別な訓練をする必要もありません。記録を取っておくことが、いちばん役に立ちます。

できたことも書いておく

気になることだけを記録すると、心配な出来事ばかりが並びます。できるようになったことも一緒に書いておくと、あとで読み返したときに変化が見えます。

場面をセットで書く

「かんしゃくがあった」だけでなく、「どこで」「何の直前・直後に」を添えます。次の相談のときに、これが決定的な手がかりになります。

動画を撮っておく

ことばの様子や遊び方は、説明するより見てもらうほうが早いことがあります。相談のときにスマートフォンで見せられると、話が一気に具体的になります。

待たずに相談していい場合もあります

「様子を見ましょう」と言われたからといって、期間が来るまで動いてはいけないわけではありません。

次のような場合は、期間を待たずに相談して大丈夫です。

  • 保護者自身が日々の生活で強く困っている(睡眠、食事、外出などが立ち行かない)
  • 健診のあとに気になることが増えたと感じている
  • 保育園や幼稚園の先生からも同じような話が出てきた
  • 不安が続いて、保護者の側がしんどくなっている

最後の項目を軽く見ないでください。保護者が消耗している状態は、それ自体が相談する理由になります。子どもの状態だけが相談の対象ではありません。

相談することのハードルは、思っているより低い

相談窓口は、診断をする場ではありません。話を聞いて、必要なら次の行き先を教えてくれる場所です。

そして、相談したからといって、何かに通うことが決まるわけではありません。児童発達支援などを利用するには別の申請が必要で、それは保護者が申し込んで初めて動き出します。

どこに相談すればいいか、相談前に何を整理しておけばいいかは、こちらにまとめました。

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よくある質問

「様子を見ましょう」は問題がないという意味ですか?
問題がないと確定した意味ではありません。今の時点では判断材料が足りず、変化を見たいという意味であることが多いです。
期間を聞きそびれました。今からでも聞けますか?
聞けます。健診を担当した市町村の窓口に電話して確認して構いません。
次の健診まで待たないといけませんか?
待つ必要はありません。困りごとが増えたり、保護者自身がしんどくなっていれば、その時点で相談して大丈夫です。
何を記録しておけばいいですか?
気になることに加えて、できるようになったこと、そしてその出来事が「どこで」「何の前後で」起きたかを書いておくと役立ちます。

まとめ

  • 「様子を見ましょう」は、問題なしでも見送りでもなく「まだ途中」という意味です
  • 確認したいのは期間再相談の目安の2つだけ。あとからでも聞けます
  • 待つあいだはできたことも含めて記録。場面とセットで書くと役立ちます
  • 困りごとが増えたとき、保護者がしんどいときは、期間を待たずに相談して大丈夫です

お子さんの月齢ごとの発達については、こちらでも整理しています。

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