日常を忘れ、心を奪われるような体験を求めていませんか?
大分県臼杵市で繰り広げられる「国宝臼杵石仏 火まつり」は、まさにそんな非日常を味わえる夏の風物詩です。
約800年の歴史を持つ伝統行事であり、約1000本の松明が国宝の石仏群を照らし出す光景は、見る者すべてを幻想的な世界へと誘います。
2025年は8月30日(土)の夜、この神秘的な空間があなたを待っています。
この記事で、祭りの詳細からアクセス、周辺観光まで、全てを網羅してご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
2025年 国宝臼杵石仏「火まつり」開催概要
開催日時と会場
2025年の「国宝臼杵石仏 火まつり」は、8月30日(土) 17:00から21:00まで開催される夏の伝統行事です。
この祭りの舞台は、大分県臼杵市深田地区にある国宝臼杵石仏とその周辺一帯で、具体的には臼杵市大字深田804-1が会場となります。
毎年8月最終土曜日に開催される夏の風物詩として親しまれており、少雨決行ですが、荒天の場合は中止となるため、事前の情報確認が重要です。
祭り最大のハイライトである松明や篝火の一斉点火は19:00頃に始まります。
祭りの見どころとハイライト
火まつりの最大の魅力は、約1000本もの松明(たいまつ)や篝火(かがりび)が石仏群の前で一斉に点火される光景です。
この炎が夜の闇に浮かび上がる国宝の石仏を照らし出し、幻想的かつ荘厳な雰囲気を生み出します。
炎の揺らめきは石仏の凹凸を強調し、昼間とは異なる神秘的な表情を見せる「日に映える石仏」として多くの人々を魅了します。
この神秘的な光景は、夏の終わりの風物詩として多くの人々を魅了しています。
当日は、石仏供養の法要や迫力ある太鼓演奏(豊後吉四六太鼓)など、様々な催しも楽しめます。
入場料と特別な配慮
国宝臼杵石仏への通常の拝観料は、大人550円、小中学生270円ですが、火まつり開催日の午後5時以降は石仏への入場料が無料になります。
これにより、小さなお子さん連れや高齢の方も気軽に祭りに参加できる配慮がされています。
臼杵市民の方は、証明書の提示により通常時も終日入場無料となります。
この無料開放は、多くの来場者にこの特別な夜を体験してもらうための主催者側の配慮であり、早期来場を促し、点火時の混雑緩和にも繋がる工夫がされています。
火まつりの歴史と文化的意義
約800年の伝統と起源となった行事
「国宝臼杵石仏火まつり」は、約800年前から地域に伝わる伝統行事に由来し、その根底には臼杵市深田地区に古くから伝わる地域住民の深い信仰と生活に根差した祈りがあります。
この祭りは、単一の目的ではなく、複数の伝統的な行事が融合・発展して現在の形になりました。
具体的には、稲作の害虫を火で追い払う「虫送り」や、その年の収穫を祈願する「豊作祈願」といった農耕儀礼、そして地域で大切にされてきた「地蔵祭り」や石仏への感謝と供養を表す「石仏供養」といった仏教的・祖霊信仰的側面が結びついています。
さらに、お盆に迎えた先祖の霊を送る「送り火」としての意味合いも強く持っています。これらの要素が一体となり、荘厳で神秘的な火まつりが形成されました。
石仏と炎が織りなす神秘
祭りの舞台となる臼杵石仏は、平安時代後期から鎌倉時代にかけて彫られた、日本で唯一磨崖仏として国宝に指定された貴重な文化財です。
その彫刻の質の高さと規模は、日本仏教美術史上でも特筆すべきものとされています。
火まつりでは、夜の闇の中で約1000本もの松明や篝火が石仏群の周囲、参道、そして深田地区一帯に灯され、普段の昼間の姿とは全く異なる、幽玄で幻想的な光景が広がります。
炎の揺らめきが石仏の凹凸を強調し、まるで石仏が生きているかのような「日に映える石仏」という特別な美しさを創出します。
この光景は、単なる照明ではなく、炎の生命力と石仏の静謐さが融合した、唯一無二のアート体験であり、訪れる人々の心を癒すと形容されています。
祭りを楽しむ当日のプログラム
イベント開始から点火まで
火まつりは17:00にイベントが開始され、様々な催しで来場者をおもてなしします。
この時間から臼杵産カボスの無料配布・試飲(地焼酎カボス割り「うすきボウル」)が行われますが、これらは数量限定(カボス果実250個、試飲300杯)でなくなり次第終了となるため、早めの来場がおすすめです。
また、この時間から石仏の入場料が無料になるため、明るい時間帯に石仏をじっくり見学することも可能です。
祭りの精神的な核となる「石仏供養法要」は18:30から18:55にかけて古園石仏前で執り行われ、同時に石仏公園では松明に火を分ける「親火の儀式」が行われます。
そして、19:00になるといよいよ松明・篝火の一斉点火が開始され、祭りのクライマックスを迎えます。
祭りを彩る太鼓演奏とグルメ
幻想的な炎の光景に加えて、祭りの雰囲気を一層盛り上げるのが、地元に伝わる「豊後吉四六太鼓」による迫力ある演奏です。
太鼓演奏は19:15と20:15の2回にわたって石仏公園で披露される予定です。ただし、太鼓演奏は少雨でも中止となる場合があるため、天候に注意が必要です。
祭りの合間には、臼杵がカボスの名産地として知られていることから、臼杵産カボスの無料配布やカボス割り焼酎の試飲を楽しむことができます。これらの地元グルメは、祭り体験をさらに豊かにしてくれるでしょう。
会場へのアクセスガイド
公共交通機関でのアクセス
公共交通機関を利用して臼杵石仏火まつりへアクセスする場合、JR日豊本線「臼杵駅」が最寄り駅となります。
臼杵駅から石仏会場までは、タクシーで約15分、または路線バスで約20分で到着します。
バスの場合、「臼杵石仏」バス停で下車すると、会場はすぐ目の前です。大分駅から臼杵駅までは特急で約30分とアクセスも良好なため、遠方からの来場者も便利に利用できます。
車でのアクセスと臨時駐車場
車で来場する際は、東九州自動車道「臼杵IC」から国道502号線経由で約5分で会場に到着します。
祭り当日は多くの来場者で混雑が予想されるため、臨時駐車場が複数設けられます。
主な臨時駐車場は、旧臼杵商業高校グラウンド(約300台収容)臼杵南小学校グラウンド(約100台収容)有料シャトルバスが運行されます(片道大人200円、小中学生100円)。
臼杵南小学校グラウンドからはシャトルバスの運行がなく、会場まで徒歩での移動となるため、注意が必要です。雨天時には臼杵南小学校グラウンドは使用不可となる場合があります。
会場周辺の交通規制
祭り当日は、来場者の安全確保とスムーズな運営のため、18:00から22:00の間、臼杵石仏周辺が車両通行止めとなります。
この時間帯は、臼杵石仏の常設駐車場も利用できなくなるため、車で来場する方は、必ず指定の臨時駐車場に停め、シャトルバスまたは徒歩で会場へ向かう必要があります。
身障者用の駐車スペースは、臼杵武道スポーツセンター(旧武道館)駐車場または旧道駐車場に用意されており、障害者手帳等の提示が必要です。
シャトルバスは16:30から22:00まで15分間隔で運行されるため、点火時間前に余裕を持って到着することが推奨されます。
臼杵観光の魅力と見どころ
国宝臼杵石仏以外の周辺観光スポット
火まつりで幻想的な夜を過ごした後は、臼杵市内の豊かな歴史と文化に触れることができます。
キリシタン大名・大友宗麟が築城した臼杵城址は、古い武家屋敷や細い路地に城下町の面影が残る歴史好きにはたまらないスポットです。
二王座歴史の道は、江戸時代の情緒が残る石畳の道で、散策に最適です。
また、石仏公園内には夏になると蓮の花が咲き誇り、7月には「蓮まつり」が開催されるなど、季節ごとに異なる表情を見せます。
7月には中心市街地で絢爛な山車行列が魅力の臼杵祇園祭(県指定重要無形民俗文化財)も開催され、火まつりと合わせて夏の臼杵を存分に満喫できます。
その姿は、千年の時を超えて。大分県が誇る国宝・臼杵石仏は、緑豊かな山あいに佇む61体の磨崖仏群です。やわらかな凝灰岩に刻まれた仏様たちの表情は、穏やかで優しく、訪れる人の心を癒やしてくれます。初めて訪れる方も、何度も[…]
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臼杵ならではのグルメと特産品
臼杵市は、カボスの一大名産地として知られており、火まつり会場でもカボス関連の試飲が楽しめます。
さらに、新鮮な海の幸や臼杵ふぐ、地酒など、豊かな自然に恵まれた臼杵ならではの美味が揃っています。
お土産には、臼杵せんべいなどの特産品も人気です。これらの地元グルメは、祭り体験をさらに豊かにしてくれるでしょう。
快適に祭りを楽しむための注意点
天候と開催判断について
「国宝臼杵石仏火まつり」は少雨決行とされていますが、荒天の場合は中止となり、順延はありません。
特に、2024年には台風の影響で中止になった事例もあり、天候による開催判断が厳格に行われることが示唆されています。
また、プログラムの一部である豊後吉四六太鼓の演奏は、少雨でも中止となる場合があるため、当日も最新の情報を確認することが重要です。
開催の有無やプログラムの変更については、臼杵市観光協会公式サイトや大分県観光情報サイト、臼杵市産業観光課、石仏事務所など、必ず公式サイトや問い合わせ先で最新情報を確認してください。
混雑対策と持ち物
祭り当日は大変な混雑が予想されるため、公共交通機関の利用や、早めの来場(17:00の開場と同時に入場)が推奨されます。
明るいうちに石仏を見学し、点火の瞬間(19:00)をベストポジションで迎えるためにも、時間に余裕を持った行動が大切です。
8月下旬の開催で暑さが予想されるため、熱中症対策として水分補給をこまめに行い、帽子や日傘の利用、涼しい服装を心がけましょう。
夜間は涼しくなることもあるため、上着の持参もおすすめです。自然豊かな場所であるため、虫除けスプレーなどの虫対策も忘れずに行いましょう。
また、暗闇の中を歩くことも想定し、懐中電灯やスマートフォンのライトを持参すると便利です。
よくある質問 (Q&A)
「国宝臼杵石仏 火まつり」はいつ、どこで開催されますか?
まとめ
大分県臼杵市で夏の終わりを彩る「国宝臼杵石仏 火まつり」は、2025年8月30日(土)の17時から21時に開催されます。
この祭りは、約800年前から続く「虫送り」「豊作祈願」「送り火」などの伝統行事に由来し、国宝臼杵石仏への感謝と供養の思いが込められています。
最大の魅力は、19時に点火される約1000本の松明とかがり火が、平安時代から鎌倉時代に彫られた石仏群を幻想的に照らし出す光景です。
この「火に映える石仏」の神秘的な姿は、訪れる人々に深い感動と癒しを与えます。
当日は、17時以降に石仏への入場が無料となり、臼杵産カボスの無料配布や試飲、石仏供養の法要、豊後吉四六太鼓の演奏など、様々なイベントが盛りだくさんです。
公共交通機関ではJR臼杵駅からバスでアクセス可能。車で来場する際は、18時からの交通規制に注意し、臨時駐車場とシャトルバスの利用が必須です。特に旧臼杵商業高校グラウンドからのシャトルバスは、混雑時にも便利です。
火まつりだけでなく、臼杵市には臼杵城址や二王座歴史の道といった歴史的スポットや、新鮮な海の幸、臼杵ふぐ、地酒などの地元グルメも楽しめます。
夏の終わりの夜を彩る臼杵石仏火まつりは、歴史と文化、そして幻想的な美しさが融合した特別な体験を提供します。
混雑が予想されるため、早めの来場と事前の情報確認を忘れずに、この貴重な文化遺産を五感で堪能してください。
おわりに
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いかがでしたか?
臼杵の魅力は、とても1日では語り尽くせません。
今回ご紹介したイベント以外にも、臼杵にはまだまだ素敵な場所がたくさんあります。
もし時間に余裕があれば、ぜひ一泊して、朝の静かな城下町を散策したり、夜は名物のふぐ料理に舌鼓を打ったりと、ゆったりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
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一年を通して、臼杵市には魅力的なイベントがたくさんあります。
この記事を参考に、ぜひ家族で臼杵のイベントに参加して、たくさんの思い出を作ってくださいね。