「歴史の場所って、ただ見るだけじゃないの?」
そう思っているなら、2026年GWの臼杵城跡エリアはきっと期待を超えてくるはずです。
白煙と轟音が大手門広場を揺らす火縄銃・大砲の演武。
全国的にも珍しい構造を持ちながら普段は非公開の「豊橹(とよろ)」への特別入場。
城郭の専門家である学芸員だけが知る”城の秘密”を聞けるガイドツアー。
そして子供の日に合わせた、城址を舞台にしたミッション型探検ツアー。
このエリアだけで、丸一日余裕で楽しめます。
この記事では、2026年GWに臼杵城跡エリアで開催される5つのイベントを詳しく解説します。
当日どう動けばよいか、モデル動線つきでお届けしますので、ぜひ参考にしてください。
この記事で分かること
- 臼杵城跡の基本情報と歴史的背景
- 5つのイベントそれぞれの内容・日時・参加方法
- 5月3日と5月5日それぞれのおすすめ動線
臼杵城跡ってどんな場所?知っておくと100倍楽しくなる基本知識
臼杵城跡は、戦国時代の武将・大友宗麟(おおともそうりん)が1556年頃に築いた城の跡地です。
この城の最大の特徴は「浮き城(うきしろ)」と呼ばれた立地にあります。
当時、城は三方を海に囲まれた小島「丹生島(にゅうじま)」の上に建てられており、天然の海を堀として利用した難攻不落の要塞でした。
現在は埋め立てにより陸続きになっていますが、城跡の高台から眺める臼杵湾の景色には、往時の面影が今もはっきりと残っています。
大友宗麟はキリシタン大名としても知られており、南蛮文化や西洋の兵器をいち早く取り入れた先進的な人物でした。
今回のGWイベントで登場する「国崩し」という大砲は、まさにその時代に宗麟が輸入した西洋式大砲が起源です。
歴史の予備知識がなくても十分楽しめますが、大友宗麟という人物を少し頭に入れておくだけで、各イベントの解像度がぐっと上がります。
大分県臼杵市に佇む臼杵城跡。2025年3月10日付の官報告示にて、正式に「臼杵城跡」が国史跡として指定されました!戦国時代、キリシタン大名・大友宗麟が築いたこの城は、海に浮かぶ天然の要塞でした。幾多の戦いを乗り越え、[…]
【圧巻の体験】豊後大友宗麟鉄砲隊「火縄銃・大砲 国崩し」演武|5月3日
臼杵城跡エリアで、今年のGWいちばんの「非日常体験」がこれです。
「豊後大友宗麟鉄砲隊」は、豊後に伝わる火縄銃の保存と古式砲術流派の伝承活動を行う団体です。
彼らが披露する演武は、歴史再現ショーの域を超えた本物の迫力があります。
演武の見どころ
特に注目したいのが、「国崩し(くにくずし)」と呼ばれる大砲の発射です。
「国崩し」とは、大友宗麟がポルトガルから輸入したフランキ砲が起源といわれる大型の火器。
発射時の轟音は「国が崩れるほどの音」と形容されたことからその名がつきました。
現代でこの大砲の演武を体験できる場所は全国的にも非常に珍しく、腹の底まで響く爆音はまさに戦国時代そのものです。
演武プログラムは以下の流れで行われます。
| 時間 | 内容 |
|---|---|
| 10:00〜 | 鉄砲重さ・陣羽織試着体験 |
| 11:00〜11:30 | 火縄銃・大砲「国崩し」演武(1回目) |
| 13:00〜13:30 | 火縄銃・大砲「国崩し」演武(2回目) |
| 13:30〜14:00 | 鉄砲重さ・陣羽織試着体験 |
演武前後の試着体験では、実際の火縄銃を手に持ったり(もちろん弾は入っていません)、陣羽織や降雪羽織を身につけたりすることができます。
小さなお子さんでも試着できるサイズが用意されているため、家族全員で戦国気分を味わえるのが嬉しいポイントです。
記念写真スポットとしても最高です。 普段着でなく、ちょっとした服装で来ると写真映えがアップします。
基本情報
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 日時 | 5月3日(日) |
| 場所 | 臼杵城跡 大手門広場 |
| 入場 | 観覧無料 |
| 問合せ | 臼杵市産業観光課 ☎ 0972-63-1111(内5682) |
| 開催日当日 | 臼杵市観光交流プラザ ☎ 0972-63-1715 |
【GW限定公開】普段は入れない「豊橹」の中へ|5月3日
演武と並んで、城跡エリアで見逃してほしくないのが「豊橹(とよろ)特別公開」です。
豊橹は、臼杵城跡に現存する唯一の建造物。
江戸時代に建造されたこの建物には、全国的にも珍しい「印籠口門番所(いんろうぐちもんばんしょ)」という構造が施されており、その貴重さから国の登録有形文化財にも指定されています。
ところが通常、豊橹の内部は非公開。建物の外観を眺めることしかできません。
それがGWの1日だけ、特別に内部まで入れるのです。
城の歴史を直接感じられる空間に足を踏み入れる体験は、歴史好きにとってはたまらない機会。
「臼杵城跡に来たことがある」という方でも、豊橹の内部を見たことがある方はほとんどいないはずです。
先着200名にプレゼントがあります。 午前中の早い時間帯に訪れることを強くおすすめします。
基本情報
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 日時 | 5月3日(日)10:00〜16:15(最終入場16:00) |
| 場所 | 臼杵城跡(豊橹) |
| 入場 | 無料(先着200名にプレゼント) |
| 問合せ | 臼杵市文化・文化財課 ☎ 0972-63-1111(内5800) |
【プロと巡る】学芸員めぐる「臼杵城」現地ガイドツアー|5月3日
「城跡を見ても、正直どこがすごいのかよくわからない」という方にこそ受けてほしいのが、このガイドツアーです。
案内してくれるのは、城郭を専門とする学芸員。
観光ガイドとは異なり、文献や発掘調査に基づいた深い知識から城の見どころを解説してくれます。
「このツアーでしか聞けない臼杵城の秘密」が盛りだくさんとのことで、過去参加者からの評判も高いイベントです。
城の石垣の積み方ひとつにも、建設当時の技術や時代背景が刻まれています。
専門家の目線で案内してもらうことで、城跡が「ただの石の集まり」から「生きた歴史の証言」に変わる瞬間を体験できるはずです。
注意:各回20名の事前受付制(先着)です。 当日飛び込みでの参加は難しい可能性があります。早めに連絡して参加枠を確保しておきましょう。
基本情報
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 日時 | 5月3日(日)①10:00〜 ②13:00〜 ③15:00〜(各回約30分) |
| 受付 | 各回開始30分前より、臼杵市観光交流プラザにて |
| 参加費 | 無料・参加特典あり |
| 定員 | 各回20名(先着) |
| 問合せ | 臼杵市文化・文化財課 ☎ 0972-63-1111(内5800) |
【子供の日特別企画】臼杵城跡ツアー「亀城探検記」〜丹生島の攻防 路傍の怪〜|5月5日
5月5日の子供の日は、城跡が子供たちの「探検フィールド」に変わります。
「亀城探検記」は、城士が城を整備するように城内の各チェックポイントを巡り、城にまつわる伝説カードをヒントにミッションをクリアしていくイベントです。
城址全体がフィールドになるため、子供が主役になって大人を引っ張る体験ができます。
歴史の知識がなくても、「謎を解きながら城を歩く」という体験そのものが子供の好奇心を刺激します。
終わったあとに「次はもっと城のことを調べたい!」と言い出す子も多いとか。
定員100名・事前申し込み制です。 締め切りは4月28日(火)と早いため、お早めにお申し込みください。
基本情報
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 日時 | 5月5日(火・祝)9:30〜12:00(集合9:20) |
| 場所 | 臼杵市観光交流プラザ(集合)→ 城内各所 |
| 参加費 | 無料(親子参加歓迎) |
| 定員 | 事前申し込み制・定員100名 |
| 申し込み締切 | 4月28日(火) |
| 問合せ | 臼杵ミワイリクラフト事務局 ☎ 090-2397-1082(坂井) |
【常時開催】VRで蘇る「臼杵城」浮かぶ要塞の映像公開
城跡を実際に歩く前後に立ち寄ってほしいのが、VR映像による「臼杵城」の復元体験です。
現在の臼杵城跡は埋め立てにより陸続きになっていますが、かつては三方を海に囲まれた孤島の上に城がそびえ立っていました。
このVR映像では、当時の「海に浮かぶ要塞」の姿をリアルに再現。
城の全容を視覚的に把握したうえで城跡を歩くと、石垣一つひとつの見え方がまったく変わってきます。
あわせて、「兜甲冑」の試着体験も楽しめます。鎧兜を実際に身につけた記念写真は、子供から大人まで喜ばれる思い出になるはずです。
基本情報
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 開催期間 | GW期間中(常時) |
| 時間 | 9:00〜17:00(ホールモニターにて常時上映) |
| 場所 | 臼杵市観光交流プラザ ホール |
| 参加費 | 無料 |
| 問合せ | 臼杵市文化・文化財課 ☎ 0972-63-1111(内5800) |
当日のモデル動線|臼杵城跡エリアをスムーズに楽しむ回り方
イベントが集中している5月3日(日)を例に、おすすめの動き方をご紹介します。
▶ 5月3日(日)のおすすめ動線
09:30 臼杵市観光交流プラザに到着└ VR映像で臼杵城の全容を予習(所要15〜20分)└ 学芸員ガイドツアー(①10:00〜)の受付を済ませておく10:00 豊橹 特別公開へ(先着200名プレゼント!早めに訪問を)└ 所要時間:20〜30分10:00〜 学芸員ガイドツアー①(所要約30分)└ 城跡の見どころをプロの解説で深掘り11:00〜 鉄砲隊演武①を観覧└ 演武前後の試着体験もお見逃しなく12:00〜 まちなかエリアへ移動してランチ└ 臼杵のフグ料理やご当地グルメを楽しむ13:00〜 鉄砲隊演武②(見逃した方・もう一度見たい方に)└ 学芸員ガイドツアー②と組み合わせてもOK15:00〜 学芸員ガイドツアー③└ 午前中と別の視点から学びたい方に▶ 5月5日(日)のおすすめ動線(ファミリー向け)
09:20 臼杵市観光交流プラザに集合(亀城探検記)└ 事前申し込み必須・締切4/2809:30〜12:00 亀城探検記で城跡を探検!12:00〜 まちなかエリアへ移動└ サーラ・で・あ・そ・ぽ!(10:00〜15:00)と組み合わせてもOKまとめ|2026年GW、臼杵城跡エリアに行くなら「5月3日」がベスト
臼杵城跡エリアのGWイベントを振り返ると、5月3日(日)に最もイベントが集中していることがわかります。
- 🔫 火縄銃・大砲「国崩し」演武(2回開催)
- 🏯 「豊橹」特別公開(GW限定・先着200名プレゼントあり)
- 🎓 学芸員ガイドツアー(3回開催)
- 📺 VR映像常時公開(無料)
子供の日を含む5月5日はファミリー向けの「亀城探検記」と合わせて動くのがおすすめです。
臼杵城跡は入場無料で楽しめるイベントが多く、予算をかけずに質の高い体験ができるのも大きな魅力。
GWの混雑を避けつつ、本物の歴史体験をしたい方にとって、これ以上ないコストパフォーマンスの観光地だと思います。
📝 次の記事では「まちなかエリア」の詳細をお届けします。 USUKI VENUE Cafeや赤猫まつりなど、城跡とは異なる魅力が詰まったエリアです。
おわりに
💡 GWの臼杵旅を計画中の方へ
臼杵城跡エリアは坂道や石段も多く、1日歩き回ると心地よい疲労感が待っています。
たっぷり歴史を満喫した後は、すぐにお部屋で足を伸ばして休みたいですよね。
GW期間中(特にイベントが集中する5月3日前後)は、臼杵・大分市周辺の宿はあっという間に満室になってしまいます。
「まだ予定が完全に決まっていない…」という段階でも、まずはお部屋だけでも確保しておくのが、旅行を成功させる一番のコツです。