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【朗報】 臼杵城跡、国史跡へ!見どころ徹底ガイド

大分県臼杵市に佇む臼杵城跡

2025年3月10日付の官報告示にて、正式に「臼杵城跡」が国史跡として指定されました!

戦国時代、キリシタン大名・大友宗麟が築いたこの城は、海に浮かぶ天然の要塞でした

幾多の戦いを乗り越え、城主を変えながらも、その姿を今に伝える貴重な歴史遺産です

本記事では、臼杵城跡の魅力はもちろん、国宝の臼杵磨崖仏をはじめとする臼杵市内の国史跡、そして城下町の風情まで、深く掘り下げてご紹介します。

さあ、時を超えて、臼杵の歴史と文化に触れる旅へ出かけましょう!

目次

速報!臼杵城跡が国史跡に決定 – その歴史的意義と魅力に迫る

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国史跡指定の最新情報

臼杵城跡、ついに国史跡へ

臼杵城跡が、2024年12月に国の文化審議会によって国史跡として指定するよう文部科学省に答申され、長年の歴史的価値が改めて認められました。

この決定は、臼杵市民だけでなく、日本の歴史愛好家にとっても喜ばしいニュースです。

臼杵城跡は、戦国時代から明治時代までの長い歴史を持つ城郭であり、その変遷を今に伝える貴重な遺跡として高く評価されています。

今回の国史跡指定により、その歴史的意義と魅力がさらに多くの人々に知られることが期待されます。

指定と文化的意義

国史跡の指定は、単なる観光地の増加というだけでなく、日本の城郭史、ひいては日本の歴史を深く理解する上で重要な意味を持ちます。

臼杵城跡は、天然の要塞としての地形的特徴を生かして築かれた中世城郭が、時代とともに変遷していく過程を物語る重要な遺跡であり、その文化的意義は非常に大きいと言えるでしょう。

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大分県内の国史跡としての位置づけ

臼杵城跡の国史跡指定は「大分県内では48件目の国の史跡」となります。

臼杵市内においては、特別史跡である「臼杵磨崖仏」、「下山古墳」 、「下藤キリシタン墓地」に次ぐ、4例目の国指定史跡となります。

これは、臼杵市が豊かな歴史と文化を持つ地域であることを改めて示すものであり、これらの貴重な文化遺産群は、臼杵市の歴史観光を大きく牽引する力となるでしょう。

臼杵城とは?その概要と特徴

キリシタン大名・大友宗麟による築城

臼杵城は、戦国時代に九州を統治した大名・大友義鎮(宗麟)によって築かれました。

通説では永禄5年(1562年)に、臼杵湾に浮かぶ丹生島(にうじま)に新城を築いたとされています。

しかし、イエズス会の記録などの分析から、実際には弘治3年(1557年)頃にはすでに臼杵に拠点を移していた可能性が高いとされています。

大友宗麟はキリシタン大名としても知られ,彼の時代に臼杵は九州におけるキリスト教布教の重要な拠点となりました。

別名:丹生島城、亀城

臼杵城は、その立地や形状から複数の別名を持っていました。

築かれた丹生島にちなんで「丹生島城」(にうじまじょう)と呼ばれていたほか、島の形が亀に似ていたことから「金亀城」(きんきじょう)、「亀城」(きじょう)などの愛称でも親しまれてきました。

これらの名前は、城の地理的特徴や外観を反映しており 、当時の人々の城に対する印象を伝えています。

歴史を物語る石垣と空堀

城跡には、当時の規模や構造を物語る石垣や空堀といった遺構も良好な状態で残されています。

特に、戦国時代に大友宗麟が築城の際に用いた伝統の野面積み技術を活かした石垣は、天然の海を背景に堅固な防御機能を発揮していました。

これらの遺構は、中世から近世にかけての城郭建築の変遷を物語る貴重な歴史的証拠として、文化的価値を持っています。

復元された往時の姿

威風堂々とした大門櫓

明治時代の廃城時に取り壊された建物が多い中、平成21年(2009年)には、臼杵城のシンボルとも言える「大門櫓」が復元されました。

これは、臼杵城跡で最も大きな建築物であり,往時の威風堂々とした姿を現代に蘇らせています。

復元された大門櫓は、訪れる人々に当時の城の壮大さを想像させ、絶好の撮影スポットとしても人気を集めています。

当時の面影を残す城下町

臼杵城を中心に発展した城下町は、大友宗麟が丹生島に城を築いてから450年もの間、当時のままの町割りと道幅を残しています。

二王座地区には、高い石垣、重厚感のある瓦屋根、白壁の建物や多くの寺院が坂道沿いに続くなど、城下町特有の風情が色濃く残っており、全国でも数少ない貴重な町並みとして評価されています。

自然との調和

春の桜が彩る名所

臼杵城跡は、春になると県南有数の花見スポットとして多くの人々を魅了します。

城跡内には約800本の桜が咲き誇り、石垣とのコントラストが美しい 光景は圧巻です。

春には「臼杵城址桜まつり」も開催され,多くの観光客が訪れ、お花見を楽しんでいます。

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高台からの絶景パノラマ

かつて海に囲まれていた臼杵城跡の高台からは、臼杵の町並みや臼杵湾を一望できる絶景が広がります。

特に天守跡や卯寅口側からは海が近く、晴れた日には豊後水道まで見渡せる美しい景色を楽しむことができます。

夕暮れ時のオレンジ色の景観は特に必見と言われています。

臼杵城跡周辺の観光情報 – 歴史と文化を満喫する旅

臼杵市内の他の国史跡

国宝 臼杵磨崖仏

臼杵市には、臼杵城跡の他にも貴重な国史跡があります。

その中でも代表的なものが、日本を代表する石仏群である臼杵磨崖仏(うすきまがいぶつ) です。

平安時代後期から鎌倉時代にかけて彫刻された これらの石仏は、1995年に磨崖仏では全国初、彫刻としても九州初の国宝に指定されました。

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史跡 下山古墳

下山古墳(しもやまこふん)は、臼杵市諏訪にある前方後円墳で、約1500年前の古墳時代に築かれました。

全長68m の古墳からは、貴重な副葬品も発見されており、当時の文化や技術を知る上で重要な史跡です。

史跡 下藤キリシタン墓地

下藤キリシタン墓地(しもふじきりしたんぼち)は、16世紀末から17世紀初頭に造られたとされるキリシタン墓地です。

江戸時代の禁教期にもかかわらず良好な状態で残っており、当時のキリシタンの信仰を知る上で大変貴重な遺跡です。

おすすめの観光ルート

臼杵城跡を起点としたモデルコース

臼杵市観光協会では、臼杵城跡(臼杵公園)を起点とした「国宝臼杵石仏と城下町散策コース」を提案しています。

このコースでは、二王座歴史の道、喜楽庵、稲葉家下屋敷・旧平井家住宅、国宝臼杵石仏 など、臼杵の歴史と文化を満喫できるルートを巡ることができます。

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城下町散策と周辺史跡巡り

臼杵城跡を訪れた際には、ぜひ城下町の風情が残る二王座地区を散策することをおすすめします。

また、時間があれば、臼杵磨崖仏や下山古墳、下藤キリシタン墓地などの周辺史跡も巡ることで、より深く臼杵の歴史と文化に触れることができるでしょう。

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観光に役立つ情報

アクセス方法と所要時間

臼杵城跡へは、JR日豊本線臼杵駅から徒歩約10分でアクセスできます。

臼杵磨崖仏へは、臼杵駅からJRバス・車で約20分 です。

下山古墳へは、JR熊崎駅から車で約5分、下藤キリシタン墓地へは、野津町中心部から車でアクセスできます。

駐車場情報

臼杵城跡周辺には、臼杵市役所、臼杵市中央公民館などの駐車場(いずれも徒歩数分)が利用できます。

また、市営下屋敷前駐車場(有料)もあります。臼杵磨崖仏には100台収容可能な駐車場(無料)が完備されています。

休憩施設と無料Wi-Fi

臼杵城跡周辺の休憩施設としては、臼杵市観光交流プラザがあり、9:00~18:00まで利用できます。

また、観光交流プラザ内では無料のWi-Fiが利用可能です。城跡周辺にもトイレが4ヶ所設置されています。

臼杵城跡「国史跡」指定がもたらす地域への影響と今後の展望

歴史的価値の再評価

 中世から近世への変遷を示す貴重な遺跡

臼杵城跡は、戦国時代の築城から江戸時代の整備、そして明治時代の廃城に至るまでの歴史的変遷を明確に示す貴重な遺跡 として、今回の国史跡指定によりその価値が改めて認識されました。

特に、天然の要塞という中世的な特徴を持ちながら、近世的な城郭へと発展していった過程は、日本の城郭史を研究する上で非常に重要なポイントとなります。

観光資源としての活用と地域活性化

 観光客誘致への期待

臼杵城跡の国史跡指定は、臼杵市の観光資源としての魅力を大きく向上させ、より多くの観光客の誘致に繋がるものと期待されます。

歴史ファンだけでなく、美しい景観や城下町の風情を楽しみたい人々にとっても魅力的な観光地となり、地域経済の活性化に貢献することが期待されます。

地域経済への貢献

観光客の増加は、地元の商業やサービス業を潤し、地域の収入源として重要な役割を果たします。

また、地域特産品を観光資源として活かすことで 、訪れる人々に地域の特性を感じてもらい、地域経済の活性化に繋げることが重要です。

地域文化の継承

観光資源は、地域住民による自発的なコミュニティ活動を刺激し、地域の文化や伝統を維持し、次世代へと継承していく上で重要な役割を果たします。

観光客と地域住民との交流を促進することで、地域のアイデンティティの強化や地域社会の結束をより一層深めることにも繋がります。

まとめ

臼杵城跡の国史跡指定の意義を再確認

臼杵城跡の国史跡指定は、歴史的建造物の価値が改めて認められたことによるものです。

この指定は、臼杵市が誇る貴重な文化遺産を未来へと繋ぐための重要な一歩と言えるでしょう。

訪れるべき魅力と見どころ

臼杵城跡には、現存する畳櫓や卯寅口門脇櫓、復元された大門櫓、そして美しい石垣や空堀 など、多くの見どころがあります。

春には桜の名所 となり、高台からは絶景を望むことができます。また、城下町の風情 も魅力の一つです。

臼杵の歴史と文化を巡る旅へ

臼杵城跡を訪れる際は、国宝の臼杵磨崖仏 や下山古墳、下藤キリシタン墓地 などの周辺史跡も合わせて巡り、臼杵の豊かな歴史と文化 を堪能してください。

城下町での散策や地元グルメ も忘れずに楽しむことで、忘れられない旅となるでしょう。

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よくある質問(Q&A)

Q1: 臼杵城跡へのアクセスは?

ぷりもこ
A1: 臼杵城跡へは、JR日豊本線臼杵駅から徒歩約10分 で到着します。駅からの道順もわかりやすく、気軽に訪れることができます。また、車で訪れる場合は、臼杵市中央公民館や臼杵市役所などの駐車場 を利用できます。

 

Q2: 臼杵城跡の見学にはどれくらいの時間がかかりますか?

ぷりもこ
A2: 臼杵城跡の主要な遺構を見学するには、約1時間から2時間を目安にすると良いでしょう。じっくりと石垣や櫓を見て回ったり、高台からの景色を楽しんだりする場合は、もう少し時間を取るとより深く堪能できます。周辺の城下町や他の史跡も巡る場合は、さらに時間に余裕を持つことをおすすめします。

 

Q3: 臼杵城跡の魅力はどんなところですか?

ぷりもこ
A3: 臼杵城跡の魅力は、海に囲まれた天然要塞、キリシタン大名・大友宗麟によって築かれた歴史、現存する貴重な櫓や石垣、復元された大門櫓の威容、そして春には桜が咲き誇る美しい景観 など、多岐にわたります。また、城下町の風情が今も残っている ことも大きな魅力の一つです。

おわりに

歴史ロマンと絶景が織りなす臼杵城跡 – 国史跡指定で注目のスポットへ!!

大分県臼杵市に位置する臼杵城跡が、ついに国史跡に指定されました。

戦国時代にキリシタン大名・大友宗麟によって築かれたこの城。

現在では公園として整備され、現存する櫓や美しい石垣、復元された大門櫓などが当時の面影を伝えます。

春には桜の名所となり、高台からは絶景を望むことができる臼杵城跡は、歴史好きはもちろん、自然や美しい景色を楽しみたい方にもおすすめのスポットです。

今回の国史跡指定を機に、ぜひ臼杵城跡を訪れ、その豊かな歴史を体感してください!!

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