「毎日赤ちゃんと二人きりだと、遊びのネタが尽きる…」
「まだおしゃべりできない赤ちゃんと、どう関わればいいの?」
生後3ヶ月を過ぎると、赤ちゃんが起きている時間が長くなり、このような悩みを持つママパパが増えてきます。
実はこの時期、赤ちゃんの脳内では神経回路(シナプス)が爆発的に形成されています。
その成長のカギを握るのが「五感への刺激」です。
この記事では、生後3ヶ月〜6ヶ月頃の赤ちゃんを対象に、脳と心を育む「五感を使ったスキンシップ遊び」を具体的に紹介します。
高いおもちゃは必要ありません。ママパパの体一つでできる「最高の遊び」を始めましょう。
なぜ「五感」への刺激が大切なの?
五感とは、「視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚」のこと。
赤ちゃんにとって、遊びは単なる暇つぶしではありません。
1. 脳の「土台」を作る
赤ちゃんは、見たり、聞いたり、触ったりする刺激を通して、「世界」を学習しています。
五感をバランスよく刺激することで、脳の神経回路が繋がり、知性や感性、運動機能の土台が作られます。
2. 「愛着(アタッチメント)」を深める
肌と肌が触れ合うスキンシップは、幸せホルモン「オキシトシン」を分泌させます。
これにより、赤ちゃんは「自分は愛されている」という絶対的な安心感(自己肯定感の種)を得ることができます。
【月齢別】発達の特徴と「遊びのレシピ」
赤ちゃんの成長スピードに合わせた、おすすめの遊び方を紹介します。
【生後3ヶ月頃】首がすわり、表情豊かに
「あやすと笑う(社会的微笑)」が見られるようになり、遊びがいが出てくる時期です。
| 五感 | おすすめの遊び方 | ポイント |
| 視覚 | 「追視(ついし)ゲーム」 鮮やかな色のオモチャを目の前でゆっくり左右に動かし、目で追わせます。 | 赤ちゃんの視力はまだ未熟。顔の近く(30cmくらい)で見せましょう。 |
| 聴覚 | 「おしゃべり真似っこ」 赤ちゃんが「あー」と言ったら、ママも「あーだね」と返す。 | ミラーニューロンを刺激し、コミュニケーションの基礎を作ります。 |
| 触覚 | 「こちょこちょ遊び」 首元やお腹を優しくこちょこちょしたり、フッと息を吹きかける。 | 肌への刺激は脳へダイレクトに届きます。 |
【生後4〜6ヶ月頃】寝返り&手が使えるように
手で物を掴んだり、寝返りで視界が変わったりと、世界がぐっと広がります。
| 五感 | おすすめの遊び方 | ポイント |
| 触覚 | 「センサリープレイ(素材遊び)」 タオル、ツルツルの袋、硬い積み木など、異なる感触のものを握らせる。 | 「フワフワだね」「ツルツルだね」と言葉を添えるのがコツ。 |
| 運動 | 「タミータイム(うつぶせ遊び)」 うつぶせにして、目の前におもちゃを置く。 | 背筋や首の筋肉を鍛えます。※必ず目を離さず行ってください。 |
| 視覚 | 「鏡あそび」 鏡に映る自分を見せる。「これ誰かな〜?」と声をかける。 | 自己認識の第一歩になります。 |
| 聴覚 | 「飛行機ブーン」 親の膝に乗せて揺らしたり、高い高いをする。 | 三半規管(バランス感覚)を刺激します。 |
効果倍増! 五感遊びの「3つのコツ」
ただ遊ぶだけでなく、以下のポイントを意識すると、知育効果がグッと高まります。
1. 「実況中継(ナレーション)」を入れる
無言で遊ぶのはもったいない!
赤ちゃんが見ているもの、感じていることを言葉にしてあげましょう。
「ボールが転がったね(視覚)」
「ワンワンって聞こえたね(聴覚)」
「氷、冷たいね(触覚)」
これが将来の語彙力に繋がります。
2. 「うつぶせ」と「おすわり」を使い分ける
うつぶせ: 全身運動になり、視界が低くなる。
おすわり(膝の上): 両手が自由になり、手先の遊びに集中できる。
姿勢を変えるだけで、同じおもちゃでも遊び方が変わり、飽きずに楽しめます。
3. 反応を待つ(「間」を作る)
大人が一方的に喋り続けるのではなく、赤ちゃんが反応する「間」を待ちましょう。
赤ちゃんが手足をバタつかせたり、声を上げたりしたら、それが「楽しい!」のサインです。
時間帯別・おすすめの過ごし方
赤ちゃんの自律神経を整えるために、時間帯によって遊びのテンションを変えましょう。
朝〜昼(アクティブ・モード)
目的: 交感神経を刺激し、しっかり覚醒させる。
遊び:
カーテンを開けて光を浴びる。
「高い高い」や「飛行機」など、体を大きく動かすダイナミックな遊び。
アップテンポな曲をかける。
外へお散歩に行き、風や外の匂いを感じる(最強の五感刺激!)。
夕方〜夜(リラックス・モード)
目的: 副交感神経を優位にし、入眠を促す。
遊び:
部屋を薄暗くする。
絵本の読み聞かせ。
ベビーマッサージ: オイルやクリームを使い、手足をゆっくり撫で下ろす。
おでこや眉間を優しく撫でる(眠気を誘うスイッチです)。
注意点と体調チェック
遊びは「赤ちゃんの機嫌が良い時」に行うのが鉄則です。以下のサインが見られたら、遊びを中断して休息させてください。
【遊びを中止するサイン】
視線を逸らす(「もう疲れたよ」の合図)。
ぐずり始める、反り返る。
あくびをする。
ミルクの飲みが悪い、熱がある。
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まとめ:ママパパの「笑顔」が一番の刺激
五感遊びといっても、特別な道具や英才教育は必要ありません。
赤ちゃんにとって一番見ていたいのは「ママパパの笑顔」、一番聞きたいのは「ママパパの声」、一番触れたいのは「ママパパの肌」です。
「今日はこれを教えなきゃ」と気負わず、まずは目の前の赤ちゃんをたくさん触って、たくさん笑いかけてあげてください。
その幸せな時間こそが、赤ちゃんの脳と心を健やかに育てていきます。
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