「オムツ替えを全力で拒否される…」
「ダメと言っても、ニヤニヤしながらコンセントに触ろうとする…」
生後10ヶ月を過ぎたあたりから、急に赤ちゃんの我が強くなり、「育てにくくなった?」と感じていませんか?
実はそれ、赤ちゃんが順調に、天才的に育っている証拠なんです!
この記事では、ママパパを困らせる「赤ちゃんの自己主張」の正体と、お互いが笑顔で過ごすための「上手なかわし方・接し方」を紹介します。
イタズラは「自信(有能感)」の表れ
まず、大前提を変えましょう。 赤ちゃんはあなたを困らせたくて泣いたり、イタズラをしているわけではありません。
1. 「自分が世界を動かせる!」という発見
生後10ヶ月頃、赤ちゃんは「有能感(コンピテンス)」という感覚を獲得します。
- 「泣けば、ママが来てくれる」
「ボタンを押せば、音が鳴る」
「これを投げれば、パパが驚く」
これらは全て、「自分の行動で、世界に変化を起こせる!」という発見であり、生きていくための強烈な「自信」になります。
もし、今まで要求に応えてあげていなかったら、赤ちゃんはこの自信を持てません。
つまり、自己主張が激しいのは、あなたが今まで愛情深く育ててきた何よりの証明なのです。
2. 「やりたい!」という探究心
ハイハイや伝い歩きで行動範囲が広がると、見るもの全てが実験対象になります。
大人にとっては「イタズラ」でも、彼らにとっては「偉大な実験」なのです。
「ダメ!」と言いすぎないための環境づくり
好奇心は大切ですが、危険なことは止めなければなりません。 しかし、一日中「ダメ!」「待って!」と言い続けるのは、親も子も疲弊します。
言葉のブレーキより「環境」のブレーキ
1歳前後の赤ちゃんに、言葉で「我慢」を教えるのは脳の発達的に不可能です。
「触っちゃダメ」と叱るのではなく、「そもそも触れない環境」を作りましょう。
スマホ・リモコン: 手の届かない高い場所へ。
キッチン・階段: ベビーゲートで物理的に封鎖。
ゴミ箱: 蓋付きにするか、棚の中へ。
「ダメ」と言う回数を減らすことが、お互いの精神衛生上、最も効果的な解決策です。
それでも触る!困った時の「対処法」
環境を整えても、どうしても避けられない場面はあります。 そんな時の具体的な対応テクニックを紹介します。
ケース1:スマホ・リモコンを離さない
おもちゃのスマホを渡しても、「これじゃない!」と投げ捨てられませんか?
それは、赤ちゃんが「パパママが大切そうにしている本物」を見抜く知能を持っているからです。
対応: 「ママの真似したいんだね、すごいね」と認めつつ、「でもこれは大事大事だからナイナイね」と毅然と回収します。
コツ: 取り上げた直後に、「あ!飛行機だ!」などと全く別の興味(楽しいこと)を提示して、気を逸らせます。
ケース2:オムツ替え・着替えの拒否
遊びを中断されるのは、大人だって嫌なもの。赤ちゃんにとっては「理不尽な急ブレーキ」です。
対応:
予告する: いきなり抱き上げず、「この絵本が終わったらオムツ替えようね」と声をかける。
選択させる: 「どっちのオムツがいい?(左右で見せる)」と選ばせることで、自分が主導権を握った気にさせる。
ぬいぐるみ作戦: 「クマちゃんが先にお着替えするって!」と競争心を煽る。
伝わる「叱り方」と心の持ち方
危険な時など、どうしても「ダメ」と伝えなければならない時があります。
1. サンドイッチ話法で伝える
頭ごなしに否定せず、肯定的な言葉で挟みます。
共感(肯定): 「触りたかったんだね」「興味があるんだね」
制止(否定): 「でも、熱いからダメだよ」「叩くのは痛いからナシだよ」
代替案(肯定): 「こっちのおもちゃで遊ぼう」「ボールを投げよう」
2. 「一貫性」がなくても大丈夫
育児書には「一貫性を持て」と書いてありますが、人間だもの、無理な時はあります。
「昨日は許してくれたのに…」と子供が混乱する? いえ、大丈夫です。
社会のリアル: 世の中には、時と場合によってルールが変わること(TPO)がたくさんあります。
柔軟性(レジリエンス): 「忙しい時はダメなんだな」「ママが疲れてる時は静かにしよう」と、状況に合わせて柔軟に対応する力を学んでいると捉えましょう。
大切なのは、厳格なルールよりも「ママパパが笑顔でいること」です。
ママパパの「直感」が正解です!
「この対応で合ってるのかな?」 「もっと厳しくすべき?」
そう悩むのは、あなたが真剣に子どもと向き合っている証拠です。 育児に絶対の正解はありません。
危険なことは全力で止める。
余裕がある時は、とことん付き合う。
疲れている時は、適度に流す。
その時々で、「子どもを想って自然に出た対応」が、あなたのご家庭にとっての正解です。
「ダメ」と言ってしまった後に、「元気に育ってる証拠だな」と心の中で付け加えてみてください。
それだけで、少し気持ちが楽になりますよ。
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