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【必見】もう怒鳴らない!夫婦で乗り越えるイヤイヤ期&反抗期

床に寝そべって泣き叫ぶ我が子を前に、途方に暮れる毎日。

「もうどうしたらいいの…」と夫婦で頭を抱えていませんか?

イヤイヤ期の子どもへの対応は、夫婦間で意見が割れ、かえって関係がギクシャクしてしまう原因にもなりがちです。

しかし、パパとママがそれぞれの特性を活かして役割分担をすれば、子どもの心は安定し、親のストレスも軽減できます。

ママが子どもの気持ちに「共感」し、パパが「どっしり」構える。

この連携プレーこそが、イヤイヤ期を乗り越える鍵です。

この記事では、私たち夫婦が実践した具体的な役割と声かけ術を、体験談を交えてご紹介します。

目次

 嵐の前の基礎知識:そもそも「イヤイヤ期」って何?

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「イヤ!」は成長の証!自己主張が芽生えるメカニズム

「自分」の発見と有能感の獲得

「イヤイヤ期」は、多くの場合、生後10ヶ月頃から始まり、2歳頃にピークを迎えます。

この時期の子どもたちの「イヤ!」という言葉は、親を困らせるためのものではありません。

それは、「自分」という存在に気づき、自分の意志で世界に働きかけたいという欲求が芽生えた、輝かしい成長の証なのです。

赤ちゃんは、自分が何か行動するとママやパパが反応してくれるという経験を通して、「自分には世界を動かす力がある」という「有能感」を育んでいきます。

この有能感が、自己肯定感の基礎となり、生きていく上で大切な力になります。

ですから、「イヤ!」という言葉は、子どもが自立への大きな一歩を踏み出したサインとして、まずはポジティブに捉えることが大切です。

なぜ癇癪を起す?脳の発達と感情のコントロール

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感情の爆発を受け止めるパパの苦悩

イヤイヤ期の子どもが、まるでスイッチが入ったかのように大声で泣き叫び、手がつけられなくなるのは、脳の発達がまだ未熟だからです。

特に、感情や理性をコントロールする「前頭前野」は10歳以降に成熟していくため、この時期の子どもは自分の強い感情をうまく処理することができません。

やりたい気持ちと、それができない現実とのギャップに、感情が爆発してしまうのです。

この感情の奔流は、親にとっては、非常に大きなストレスとなります。

私自身も、子どもの激しい泣き声や感情をダイレクトに受け止めてしまい、心身ともに疲弊することが多々ありました。

しかし、これは発達の過程で起きる自然な現象だと理解することで、少し客観的に子どもの状況を見つめられるようになりました。

夫婦で最強タッグを組む!イヤイヤ期を乗り切るためのチーム戦略

なぜ重要?夫婦で「対応方針」を統一する

一貫性のない対応が子どもを混乱させる

イヤイヤ期を乗り切る上で最も重要なのが、夫婦で対応の方針を統一することです。

例えば、ママが「お菓子はダメ」と言ったのに、パパがこっそりあげてしまう。

このような一貫性のない対応は、子どもを混乱させるだけでなく、「泣けばパパは言うことを聞いてくれる」と学習してしまい、イヤイヤを助長させる原因にもなります。

もちろん、生活していく上で常に完璧な一貫性を保つのは難しいですが、こと安全に関わることや、家庭の基本的なルールについては、事前に夫婦で話し合い、「これは絶対にダメ」というラインを共有しておくことが不可欠です。

この共通認識が、夫婦というチームの土台となります。

役割分担の基本形:「ママは共感」「パパは安全基地」

【ママの役割】気持ちを受け止める「共感のプロ」

子どもが癇癪を起こしている時、まず必要なのはその気持ちを否定せずに受け止めてあげることです。

多くの場合、子どもと接する時間が長いママは、子どもの感情を敏感に察知し、寄り添うことが得意です。

「〇〇したかったんだね」「悲しかったね」と、子どもの気持ちを言葉にして代弁してあげることで、子どもは「ママはわかってくれる」と安心し、少しずつ落ち着きを取り戻します。

「ただ話を聞く」という心得は、言葉を話せない子どもに対しても有効で、その存在と感情を丸ごと受け止める姿勢が、子どもの心の安全基地を築くのです。

【パパの役割】どっしり構える「最後の砦」

ママが子どもの感情に寄り添う一方で、パパに求められるのは感情的にならず、どっしりと構える「安全基地」としての役割です。

ママも人間ですから、子どものイヤイヤに付き合って疲弊し、感情的になってしまうこともあります。

そんな時こそパパの出番です。

冷静に状況を判断し、「ちょっと休憩しようか」とママをクールダウンさせたり、「場所を変えよう」と子どもの気分転換を図ったりするのです。

私も、妻が感情的になりそうな時は、何も言わずに子どもを抱っこして別の部屋に移動することがありました。

このパパの冷静な対応が、母子ともにクールダウンさせ、事態の悪化を防ぐ「最後の砦」となるのです。

【シーン別】もう困らない!パパママ連携プレー&声かけ術

Scene1:「じぶんでやる!」お手伝いブームへの対応

パパの見守りとママのポジティブな声かけ

「じぶんでやる!」という気持ちは、子どもの自立心が育っている素晴らしい証拠です。

時間がかかったり、散らかしたりしても、危険がない限りはまずやらせてみることが大切です。

ここでは、パパが物理的な安全を確保しながらどっしりと見守り、ママが「上手にできたね!」「ありがとう、助かるよ」とポジティブな言葉をかける連携プレーが効果的です。

たとえ失敗しても、「ここまで自分でできたね」と努力の過程を認めてあげることで、子どもの自己肯定感は育まれます。

この小さな成功体験の積み重ねが、挑戦する意欲を引き出すのです。

Scene2:お店でギャン泣き!外出先での癇癪

パパが安全な場所へ移動、ママが気持ちを代弁

外出先での癇癪は、親にとって最もストレスのたまるシチュエーションの一つです。

親は、周囲の視線が気になりパニックに陥りがちです。

こんな時こそ、冷静なパパの出番。

まずは子どもを抱きかかえ、車の中やお店の外など、他の人の迷惑にならず、かつ安全な場所へ速やかに移動しましょう。

場所を変えるだけで、子どもの気持ちが切り替わることもあります。

そして、少し落ち着いたところでママが「あのおもちゃ、欲しかったんだね」と子どもの気持ちに寄り添い、代弁してあげます。

夫婦で冷静に対応する姿を見せることで、子どもも少しずつ感情のコントロールを学んでいきます。

Scene3:「歯磨きイヤ!」お風呂や着替えの生活習慣バトル

遊びに変えるアイデアと夫婦での楽しい雰囲気作り

食事や歯磨き、お風呂といった生活に必要な行動を嫌がるのは、子どもが今楽しんでいる遊びを中断させられるのが嫌だからです。

この場合、「やらなければならないこと」を「楽しい遊び」に変えてしまうのが一番の近道です。

例えば歯磨きなら、パパが「バイキンマンをやっつけよう!」とヒーローになりきり、ママが歯磨きの歌を歌って盛り上げる。

夫婦で楽しそうな雰囲気を作ることで、子どもも「なんだか面白そう」と乗ってきやすくなります。

ぬいぐるみに先にご飯を食べさせる真似をするなど、遊びの要素を取り入れる工夫で、日々のバトルを楽しいイベントに変えていきましょう。

親の心が最優先!イライラしないためのセルフケア術

「完璧な親」という幻想を手放す

「70%でOK」のマインドセットで自分を許す

イヤイヤ期を乗り切る上で、何よりも大切なのは親自身の心の健康です。

特に、真面目で完璧主義な傾向の親は、「完璧な親でなければ」と自分を追い詰めてしまいがちです。

しかし、子育ても家事も、毎日100点満点である必要はありません。

「今日は70点でOK」と割り切り、適度に手を抜く勇気を持ちましょう。

育児は試行錯誤の連続であり、正解も不正解もありません。

自分自身を許し、肩の力を抜くことが、結果的に子どもに優しく向き合う余裕を生み出すのです。

夫婦で作り出す「自分時間」の重要性

パートナーに感謝し、お互いのリフレッシュを尊重する

24時間体制の育児は、想像以上に心身を消耗させます。

だからこそ、夫婦で協力し、お互いの「自分時間」を意識的に作り出すことが不可欠です。

例えば、週末の午前中はパパが子どもを見てママが外出、午後は交代するなど、定期的に育児から解放される時間をスケジュールに組み込みましょう。

そして、パートナーが協力してくれた時は、「ありがとう、おかげでリフレッシュできたよ」と感謝の気持ちを伝えることを忘れないでください。

この思いやりと感謝のサイクルが、夫婦の協力体制をより強固なものにしてくれます。

イヤイヤ期の先にあるもの:子どもの成長と深まる夫婦の絆

自己主張から「自己抑制」へ。成長のステップ

 3歳頃から育ち始める欲求をコントロールする力

嵐のようなイヤイヤ期も、永遠に続くわけではありません。

2歳頃にピークを迎えた自己主張は、言葉の発達とともに少しずつ落ち着き、3歳頃になると、自分の欲求をコントロールする力が育ち始めます。

これは、親が子どもの自己主張を受け止めつつ、「もう少し待ってね」といった言葉のブレーキをかけ、我慢すれば楽しいことがある、という経験を積ませてきた結果です。

この時期を乗り越えた子どもは、社会性を身につけ、自分の感情と上手に付き合う力を獲得していくのです。

「戦友」として乗り越えた経験が夫婦の財産になる

しんどさの共有が育む、揺るぎない信頼関係

イヤイヤ期は、子育てにおける最初の大きな試練です。

この困難な時期を、夫婦で知恵を出し合い、支え合いながら乗り越えた経験は、二人を単なるパートナーから苦楽を共にする「戦友」へと変えてくれます。

お互いの大変さを理解し、しんどさを共有できた夫婦の絆は、そう簡単には揺らぎません。

子どもの成長を共に喜び、困難を共に乗り越えたという共通の思い出は、その後の長い子育て人生を支える、かけがえのない財産となるでしょう。

よくある質問(Q&A)

イヤイヤ期の対応で、夫婦の意見が合いません。どうすればいいですか?
ぷりもこ
夫婦で意見が食い違うのは、それぞれが子どもを真剣に見ている証拠です。大切なのは、お互いの意見を否定せず、「そういう考え方もあるんだね」と尊重すること。その上で、「危険なことは絶対にさせない」「叩いたりしたら、なぜダメなのかを冷静に伝える」など、家庭としての譲れないルールだけを共有しましょう。それ以外の細かな対応は、その時々で柔軟に対応すれば大丈夫です。まずは夫婦で話し合う時間を持つことが第一歩です。

 

子どもが「パパ、イヤ!」と言って、全く言うことを聞いてくれません。どう関わればいいですか?
ぷりもこ
「パパ、きらい」と言われても、めげないでください。それは一時的な感情の表現であり、パパへの愛情がなくなったわけではありません。そんな時こそ、どっしり構えて「そっか、今はママがいいんだね」と一旦受け止めましょう。無理に関わろうとせず、少し距離を置いて見守る姿勢も大切です。そして、機嫌が良い時に、パパと二人だけの楽しい時間を作ることで、「パパといると楽しい」という経験を積み重ねていきましょう。

 

わかってはいるけど、子どもの癇癪にイライラして怒鳴ってしまいます。自己嫌悪で辛いです。
ぷりもこ
イライラしてしまうのは、あなたが子育てに真剣に向き合っている証拠です。決して自分を責めないでください。まずは、深呼吸をしてその場を少し離れるなど、自分自身をクールダウンさせる方法を見つけましょう。そして、パートナーや地域の相談窓口など、悩みを吐き出せる場所を持つことが重要です。親も一人の人間です。ストレスを感じるのは当たり前。自分を大切にすることが、結果的に子どもを大切にすることにつながります。

まとめ

「もう限界……」

そう感じる日々も、必ず終わりが来ます。

イヤイヤ期は、子どもが「自分」という花を咲かせようと、必死に根を張っている時期なのです。

その成長を支える最高の栄養は、パパとママの連携プレーです。

まずは今夜、夫婦で5分だけ話す時間を作ってみませんか?

「うちは、叩かれたらどうする?」「癇癪を起こしたら、どっちがどう動く?」

そんな簡単なルールを決めるだけで、明日のあなたの心は少し軽くなるはずです。

そして、パートナーが頑張ってくれたら、どんな小さなことでも「ありがとう」と伝えましょう。

ママの「共感力」とパパの「冷静さ」という二つの武器を合わせれば、どんなイヤイヤ怪獣だって怖くありません。

この試練は、あなたたち夫婦を最強のチームへと成長させるための、最高のトレーニング期間なのです。

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